危険といわれているダイオキシンで人が死んだためしがない

ダイオキシンは有害物質ということで認識されていますが、実際に人が死んだことがあるのかという点も注視しなければならないでしょう。

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危険といわれているダイオキシンで人が死んだためしがない

ダイオキシンで人が死んだためしがない


さて危険といわれているダイオキシンですが、人が死んだためしがないのでしょうか。当初はダイオキシンの高い急性中毒性についてよく議論されていたのですが、それがいつの間にか慢性毒性や発がん性に話がすり替わっているようなケースもあり、こうした研究者の非科学的態度もダイオキシン有毒論への懐疑的要因にもなっています。


一般向けの書物やマスメディアによって、ダイオキシンが「史上最強の猛毒」と扱われることがよくあるわけですが、実際はやや誇張が過ぎると言えるのかもしれません。生物毒のように直接即死効果を持っている毒素との比較をしてみても、ダイオキシン感受性の高いモルモットのデータを使っても、ボツリヌス毒素などはダイオキシンより少なくとも数千倍の毒性を有しているのです。


又、実際の人間に対する暴露事例でも、死亡例についてはほとんど確認できていません。ダイオキシン類のヒトへの曝露の事例としては、米国での工場廃液の環境の汚染に伴う事例、工場や研究室における汚染事故、イタリアのセベソでの汚染事故、ベトナム戦争における枯葉剤作戦による影響、台湾でのPCB、 PCDF中毒汚染、日本のカネミ油症事件、ユシチェンコ暗殺未遂事件などが挙げられます。


もちろん、環境中から人間が摂取可能なダイオキシン量はもっと少量で、特に即死効果という点においてでは、サリンや青酸カリなどと急性毒性を比較すること自体が不適切となります。


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